床下に建築廃材!

先日、床下調査をさせていただいたお客様宅にて、床下にゴミや廃材等が多く見られました。

最近の住宅ではどこの建設会社でも気を付けているので、このようなことは殆どありませんが、30年以上前には石膏ボードや断熱材の切れ端、加工した木材の木屑などの建築廃材、さらには、昼食に食べたと思われるコンビニ弁当の空き容器にペットボトルやタバコの吸い殻などが普通のことのように捨てられていることが良くありました。

酷い時には山積みにされる程で、白アリの薬剤を撒くにも片づけをしなければ作業ができない程のお宅がよくありました。

ごみや廃材があるとネズミや昆虫類の良い住処になってしまうだけでなく、廃材が土壌の湿気に当たるため白ありの発生もし易くなってしまいます。

床下の調査でこのような現場を見ると、一生に一度の高価な買い物ということだけでなく、これからの暮らしの象徴でありお施主様が信じて依頼した想いを踏みにじる行為に胸が痛みます。

最近でもここまで酷い現場はありませんが、廃材などが放置されている現場を見かけることがあります。

新築したばかりだからと安心しないで下さい。

私たちの会社では住宅診断(インスペクション)事業を行っているので、新築を建てる工程ごとの検査や完成引き渡し前の検査、さらには中古物件購入時の診断などの依頼があります。

依頼する理由は信じて依頼したものの建築中に不信感が湧いたことや、引き渡し前に一般の方では分からない瑕疵などがないかなどです。

多くの建築業者は真面目に仕事をされていますが、それでも見落としてしまうなどのミスがあるのも現実です。

床下や屋根裏など第三者の目で点検をされたことがないようでしたら一度は診てもらうことをお勧めします。

費用は掛かりますが、とても大切ですよ。

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