床下にゴミ放置

以前にネズミの防除でお世話になった牧之原市のお宅から床下調査依頼がありましたので調査に伺ってきました。

基礎割れや水漏れ等の異常はありませんでしたが、新築工事の際に発生した木くずや建築資材のゴミの多さに驚きました。

数十年前にはこうした建築廃材を捨てていく業者が多くいて、ひどい時には床下に木くずやコンクリートの破片にお昼のお弁当の容器まであらゆるものが山のように積み上げられていることも珍しくありませんでした。

基礎をベタ基礎コンクリート工法が一般になった現在では、あとからのトラブルを気にして床を張る前に掃除をするのが一般になりました。

この結果を奥様に報告すると、大変がっかりされ、直ぐにゴミ撤去と白アリ予防工事をご依頼をいただきました。

お子様達も幼くこの床下の状況の家で生活するのもゾッとするとのことでした。

見えないから分からないからと平気でゴミを捨てていくようでは、建物の全体を丁寧に工事をしてくれたのか疑問になってきます。

どうしても人は表面的な美しさなどに目を奪われたり低価格という言葉に引き付けられがちですが、小さくて目に見えず誰からも気づかれなくて評価されない些細のないことに手を添えることが信頼を築く上で大切なことだと思います。

それにしても未だにこのような建築会社さんがいるんですね。

同業者として残念です。

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