安心した住宅購入のために

本日は浜松市へ戸建住宅(新築)の住宅診断に行ってきました。

入居してから色々と不具合を発見した為、施工会社に修理・補修を依頼し了承を得たようですが、「自分達ではわからない所に他にも不具合があるのでは」と不信と不安でいっぱいになり第三者の専門家による見解を聞きたいとの事で総合の住宅診断の依頼を受けました。

建物全体の目視や触診、傾斜の計測を行った結果、構造的な問題はなく殆どが仕上不良によるものであることが分かりました。

若いご夫婦でしたが、「色々と調べたり見学した上で決めたハウスメーカーでせっかく家を建てなのに」とだいぶ落ち込んでいる様でした。

ハウスメーカーや職人さんの全てが悪いわけではありませんが、ある意味手作りなので少なからず仕上などに問題が出てしまうものです。

しかし、それとは別にコストを抑えるために無理な工期だったり、質の低い職人さんを使っているケースも多いのも事実としてあります。

また、工事監督も経験が浅く現場を仕切ることが出来ていないケースも良く耳にします。

昔は毎日施主様がお茶などを出しながら職人さんや工事監督の人たちと触れ合っていましたが、最近ではそうした光景もみることがなくなりましたが、施主様のチェック機能が働らかなくなっていることも要因の一つになっているように思います。

本来はチェックをしなくても、しっかりしたものが出来るのが当たり前ですが、現実は多くのトラブルが発生しているため新築での住宅診断の依頼は年々増えているのが実情です。

家を建てる際の施工管理、検査を施工会社や特定行政庁に任せっきりにするのではなく、これからは第三者を入れるなどしてお施主さん自身が注意する必要があるのかもしれません。

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