害虫・害獣
鳩被害
日頃からお世話になっている不動産会社様から管理されているビルの鳩対策依頼がありましたので調査に行ってきました。
排水漏れの調査で普段立ち入ることがなかったビルの裏側に入ったところ、大量に堆積したトリの糞に気が付いたとのことでした。
近隣の方の話では、今まで見なかったが周辺の建物が老朽化によって建て直しをしているため鳩の棲み処も替わっているそうです。
対策は鳩がこないように網張や針状の鳩除け設置をすることになりますが、その前にこの大量の糞の除去や除菌をしなければなりません。
見ただけでも具合が悪くなりそうですが、普段目にしない場所ですがこのままにしておくわけにはいきません。
被害か拡大しないよう早期工事の提案をさせて頂きました。
鳩の被害は糞だけではなくサルモネラやクリプトコッカス症などによる感染症です。
耳慣れないクリプトコッカス症は、鳩の糞中で増殖し、糞が乾燥することによって空気中に飛散し吸入することで発症すると言われています。
日本では年間120人~180人程度が感染して、肺炎、髄膜炎や意識障害を起こす事例もあるそうです。
特に抵抗力の弱い小さいお子さんや高齢者がいる家庭では気をつけたいところです。
基本は放置しないことが鉄則で除去をする際にはマスクや手袋、防護メガネなどの安全対策をすることが必須です。
また、糞が飛散する恐れもあるために撤去と共に周辺の除菌を行うことが大切です。
出来ることであれば専門業者に依頼することが良いと思います