除菌・抗菌コーティング
食中毒に気を付けよう
本日は小学校で害虫の防除作業を行いました。
子供たちがいない夏休みは施設内のメンテナンスや衛生環境の整備を行います。
休み中は人の出入りが少ないため、どうしても空気が淀みやすく害虫が生息しやすい環境が出来てしまいます。
ゴキブリやハエなどは食中毒菌を媒介すると言われているので、子供たちが安心して学校生活を送ることが出来るように家庭科室、給食の受け入れ室、給湯室などを重点的に行います。
先日、うなぎ弁当を食べた147人の方が嘔吐や下痢などの症状を訴え1名の方が死亡した事件がありました。
食中毒菌は黄色ブドウ球菌のようですが、特別な菌ではなく、どこにでも存在する常在菌です。
約4割の人が保有していて、口に入ったからといって食中毒になるというものではありません。
菌は20℃~30℃くらいで急激に増殖しますが、その増殖する際に毒素をつくり、その毒素によって食中毒を引き起こします。
毒素は過熱しても消えないので、おそらく、調理してから何らかの形で食材に菌が付着して、一定時間経過したことで増殖し毒素が出たことが要因ではないかと思います。
因みに食中毒は菌を1個や2個摂取しても発症することはなく、サルモネラ菌などでは1万~10万個に増殖してはじめて発症するレベルになります。
腸炎ビブリオ菌は1時間で32倍、3時間経過すると約1万倍になると言われ、サルモネラ菌やウェルシュ菌はそれよりやや遅い増殖となるそうなので、やはり時間が大きなカギになるようです。