リフォーム 住宅診断

藤枝市ーセルロースファイバー断熱

本日は、天井裏の断熱工事に行ってきました。

今日はセルロースファイバー(木質繊維を使用して製造された断熱材)を天井裏に吹き積もらせるために、壁内へ落下させないための養生作業と断熱専用の点検口作成でした。

太陽からの日射によって住宅の屋根は車のボンネットのように高温に焼かれ、その熱が屋根裏へと流れ込み室内の温度を上げていきます。

屋根材の温度は80℃以上にもなり、小屋裏は60℃にもなるので、最上階の2階は蒸し風呂状態になってしまうのも当然です。

また、近年は温暖化の影響で猛暑日が続き、熱帯夜の日も多くなってきているので太陽が沈んでも屋根材の熱は冷めていきません。

そのため断熱材がない家は夜中でも尋常じゃない暑さに苦しめられ、無駄に電気代が掛かるだけでなく、熱中症を引き起こす原因にもなってしまいます。

また、冬に暖房をすると暖かい空気は軽い為、天井へと上がっていき、熱は天井から小屋裏に逃げていってしまうことにもなります。

天井裏の断熱の方法は、セルロースファイバーを吹き込む方法以外にも、袋に入ったグラスファイバーを敷き込む方法や発泡ウレタンを吹き付ける方法など材料や施工方法など様々ですが、ヤシロではセルロースファイバーを採用しています。

セルロースファイバーは紙で出来ていて、そこにホウ酸を混ぜて作られているので断熱だけでなく防音・防虫・防カビ・防火・そして環境にもやさしい素材です。

断熱材は断熱性能の数値が高いことが当然求められますが、住宅に使用するものだけに安全性やメンテナンス性にも優れている必要があると考えます。

そして、自然素材なので持続可能なSDGsの観点からも望ましい素材です。

デメリットは施工時のコストがグラスウールや発泡ウレタンよりも少し高いことですが、居住時のメンテナンス費用や、万が一解体する時の費用などランニングコストから考えると決して高いものではないと考えます。

既存の住宅の断熱リフォームとして隙間なく高密度に施工ができるため快適な環境を作ることができます。

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