住宅診断

耐震性を点検しましょう

本日、床下の点検して直ぐに基礎の通気口部にヒビ割れがあるのが確認できたため、他には発生していないか注意して点検をすると他にも数か所のヒビ割れが確認されました。

今年に入ってから地震が多く、南海トラフ情報も発令されたこともありご主人様も自宅の耐震性が気になっていたそうです。

既に30年近く経過したので若い世代の人は記憶になく、その恐ろしさを知らない人もいるのではと思いますが、1995年に発生した阪神大震災では家屋が倒壊し多くの犠牲者が出てしまいました。

その教訓から2000年に新築の耐震基準を見直され、既存の住宅においても1981年以前の旧耐震基準の建物の耐震補強を推進してきました。

しかし、1981年~2000年までの建物の耐震性に問題があることや、建物点検をしていると基礎のひび割れや接続金物の緩み、または、シロアリの食害などによって土台や柱の強度がなく本来の耐震性能劣化が多く存在しているのが実情のように思います。

どんなに耐震性能が良い住宅を建てたとしても、必ず経年劣化を起こすので、定期的に問題はないか点検をしていくことが大切です。

 

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