シロアリ
住宅診断
第三者の目が大事
本日は、床下だけでなく梁にまでシロアリ被害にあってしまったお客様宅のシロアリ対策と基礎補修工事に行ってきました。
まだ築20年程度の比較的新しい住宅で、基礎はベタ基礎コンクリートです。
ベタ基礎コンクリートだから大丈夫だろうと考えている方もいますが、それは大きな間違いです。
ベタ基礎コンクリート構造が主流になった現在でも新築時には必ずシロアリ予防を行っていることからしても、何もしなければシロアリの被害にあうリスクが高いということが分かると思います。
新築時のシロアリ予防の保証は5年が一般的で、保証が切れる頃になるまで点検をしないところが殆どのようですが、今回のお客様も、新築から一度も点検をしてもらったことがなかったそうです。
今回、初めて床下の点検となりましたが、基礎には10箇所以上にひび割れを起こしていることが判明し、シロアリ駆除と合わせて基礎補修を行うことになりました。
基礎のひび割れは、瑕疵と判断してもらえれば保険で修理してもらえますが、10年が保証期間になるので、もう少し早い段階で第三者の専門業者に点検をしてもらっていればと悔やまれるところです。
また、床断熱材が全く入っていなかったり、壁の断熱材などは隙間だらけの施工と細部にわたって違法とは言えなくても気になるところが多数、確認されているので、今後は省エネ対策が課題となりそうです。