住宅診断
瑕疵保険が切れる前に点検をしましょう
築10年になり建物の状態を知りたいとのことでお問合せを頂き調査に行ってきました。
床下を確認したところ、電源ケーブルのジョイント部分がむき出しのままで、しかも床に這わせてるだけで固定されていない状況が確認されました。
建築後に何らかの電気工事があり新築時の問題なのかは分かりませんが、2022年9月の台風では浸水によってケーブルのジョイント部分が水に浸かりショートしてしまうお宅が多くあったので、せめて被覆を被せて上部の大引きに固定するくらいはして欲しいと思いました。
また、ホウキが落ちていたりと、違法ではないし見えないところかも知れませんが少し残念な気がします。
長期優良住宅制度で建てられた住宅は新築時に30年間の維持管理計画を立てて点検やメンテナンスを行っていきますが、そうでない住宅は建築業者の方が数年に一度様子を見に来る程度なので目に見えない瑕疵などがあっても気づくことがありません。
多くの住宅の点検をしていると、今回のようなケースだけではなく新築時からの基礎のひび割れや断熱材の不良施工などを目にします。
建物点検は建物の大きさや点検箇所数によって金額は違いますが概ね5万円くらいで、床下のみなら数万程度で見てもらえます。
住宅瑕疵は10年ですから、それを過ぎてしまうと何ら保証されないので、一度点検をしてもらうことをお勧めします。