住宅診断 害虫・害獣

焼津市ー可哀そうなことに・・・

建物調査で床下の点検をしているとキッチン下でスズメを複数匹発見しました。

いずれもお亡くなりになっていて、まだ姿がハッキリしているものが2匹、それ以外は羽だけや骨だけといった状態になっていました。

床下にどうしてスズメが?と思われる方もいると思いますが、床下では蛇や鼠だけでなく今回のようなスズメやコウモリ等を発見することもしばしばあります。

基礎の設けられている通気口や屋根周りの隙間などから侵入し、外敵やエサなどの環境が良ければ棲み処として繁殖が始まり増えてしまいます。

今回は親どりがいない間にヒナが誤って壁の隙間に落ちて出れなくなってしまったものと思われます。

スズメは春頃から巣作りをはじめて繁殖をしますが、田植えのシーズンは居場所がなくなることやタカなどからの天敵から身を守るため小屋裏・戸袋などが格好の棲み処となるようです。

そうしたこともあってなのか、この時期は屋根や太陽光発電の隙間からスズメが出入りしているというお問合せも多く寄せられます。

発見当時は、多少の腐敗臭が感じられる程度でしたが、気温・湿度が高くなってくると菌が繁殖して異臭が強くなります。

スズメだけでなくネズミなどが天井裏や壁内で死んでしまうと、あまりの臭いで頭が痛くなったり気持ち悪くなる人もいます。

そのために壁を剥がすなどの工事をするはめになる人もいます。

床下や小屋裏に小動物が侵入できそうな隙間などがないか建物点検と合わせて点検してもらいましょう!

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