住宅診断
害虫・害獣
環境改善
島田市ー換気をしましょう
本日は、いつもお世話になっている不動産業者様より管理されているマンションのダニ調査に行ってきました。
日当たりが悪くジメジメした環境の畳ですからダニにとってはいい住処なのでしょう。
ダニは気温20~30℃、湿度60~80%の環境を好み、6~9月が発生しやすい時期ですが、最近の住宅は気密が高いため建物内は暖かく、湿度も多くなりやすいので冬でも被害にあったというお問い合わせがあります。
因みに、冬場の寝室の窓が私たちの出す呼気の水蒸気によって結露しますが、それだけ室内の湿度が高くなっているとも言えます。
高齢化社会になり、一日中窓を閉め切って暖房をつけて生活をする方が増えていますが、ダニ類の発生には注意が必要です。
また、目には見えませんがカビなども発生しやすく、空気中に舞う胞子を吸い込むことでアレルギー症状を引き起こしたり、気管支喘息などを発症の原因にもなるので、こまめに換気を行うことが大切です。
近年の住宅は快適性や経済性の面から高気密高断熱化の住宅が主流になってきました。
24時間換気などが義務付けられて計算上の空気の入れ替えは出来ていますが、ダニやカビの発生を考えたものではないことや、あくまでも計算上の換気量なので、しっかりと窓をあけて換気をすることがとても大切です。
これから、もっともダニの発生が高まる季節になります。
身体が不自由で寝たきりの方がいるご家庭や、小さなお子さんがいるご家庭では特に注意を過ごしてもらえたらと思います。