環境改善
排水漏れ
本日はシロアリの予防工事をさせて頂いていたお客様宅へその後の定期建物点検に伺いました。
シロアリの発生はありませんでしたが床下を調査していると排水管から水漏れを現認しました。
漏れている箇所は洗面所の排水管で不自然にテープが巻いてあり、その部位から水が漏れて土壌に多くの水分を含んでしまっている状態でした。
昨年の点検時には特に異常は見受けられなかったので、この一年の間に何らか原因で漏れ出したものと思われます。
通常は配管の繋ぎをテープで止めることはしないので、もしかすると給水管が新しいことから、その時点で問題に気が付き応急的に処置をしたものかも知れません。
排水のため、腐敗臭やクモなどの害虫、雑菌そして基礎には白華現象が出ていることが少し気になります。
基礎コンクリートに白華現象が起こるとコンクリートが中性化を起こして内部にある鉄筋が錆びてしまい、強度低下の原因となってしまいます。
今回は排水漏れなので、早急に修理をすれば、これ以上水分を与えることがないので大丈夫だとは思いますが、引き続き定期点検では悪化していないか注意を払っていきたいと思います。
また、対策としては早急に排水漏れの修理、その後シロアリ予防と消臭・除菌まですることが二次被害を防ぐポイントになります。
今回点検をしていなければ、もっと状態は悪化していたでしょう。
今までは大丈夫でも、必ず経年劣化を起こすものです。
毎年点検は必須です。