住宅診断

牧之原市-建物床下点検してますか?

建物点検で床下点検をすると様々な問題を発見することがあります。

床下の事象で確認できるものとして、シロアリ発生、基礎のひび割れ、断熱材の落下等、給排水管からの水漏れ、通気口の破損などがあります。

何事もなく日常の生活を送っていても見えない所では問題は始まっているものです。

今日、伺ったお宅では洗濯機の排水管の劣化で水漏れを起こしていまた。

床下は土壌で排水を多く吸い込んでいる様子で部分的には水溜まり状態になっていました。

冬場ということもあり臭いはあまり感じられませんでしたが、気温が上がってくれば雑菌が繁殖して間違いなく異臭を放ち床上でも不快な臭いがしていたと思います。

早急に修理することはもちろんですが、床下の換気扇で土壌を乾かすことや除菌を忘れずに行うことが大切です。

洗濯機の水の量は1kgで10Lが目安なので仮に10kgの洗濯機では100kg近い水を使っていることになります。

毎日1回の洗濯をしたとすると月で3tもの水が床下に流れていたことになり、基礎がベタ基礎コンクリートであれば雑排水のプールになっていたかもしれないので、たかが水漏れでは済まされません。

定期点検をすることで問題を早期に発見することが出来るだけでなく、問題が始まる恐れがある劣化事象を見つけることが出来ることもあるので、家を良好な状態で維持するためには必要な点検だと感じています。

住宅の劣化は外壁・屋根と床下ですが、中でも床下は点検を頼まない限り目にすることがない部位なので、定期的に診てもらうことが大切になります。

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