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床下改善は家を守る

床下の点検していると多くの建物で床板や大引きに白色腐朽菌をみかけます。

白色腐朽菌は木材を腐らせる腐朽菌の一つで温度20℃~30℃で木材の含水率が20%以上の環境で発生し易くなるので、床下の環境では、生育に好条件となります。

そのため腐朽菌から建物を守る方法として、温度を下げることと木材の含水率を下げる2つになりますが、床下の温度をコントールすることは難しいので、含水率を下げる方法が多くとられています。

含水率を下げる方法として、床下に換気扇を設けて風の流を起こし乾燥させる方法と、床下の湿度をコントロールする軽石や炭などの調湿材を敷き込む方法が一般的に用いられています。

床下の湿度が高いと腐朽菌を発生させて建物の劣化を引き起こす原因となるので、少しでも床下環境を良くしてあげるが建物の寿命を延ばすことになります。

また、断熱材が入っていない無断熱住宅が多く存在していますが、床下の湿度が高いと床板が結露を起こしやすくなり、床板の寿命を縮める原因にもなるので、断熱材の取付も是非検討してもらえると良いと思います。

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