害虫対策
日に日に暖かくなってきましたが、去年の暑さを思い出すと少し恐ろしくもなってきます。
害虫は20℃を超えると活発に活動を始めるのでここからが注意が大切です。
ここ近年はマダニやスズメバチなどによる被害が全国で報告されているので、軽装で草むらなどに入る時には注意が必要です。
特にマダニはSFTS(重症熱性血小板減少症候群)による死亡例も熊本県で確認されています
また、あまり聞きなれないかもしれませんが、リケッチアという細菌の一種を保有するマダニなどに咬まれることによって日本紅斑熱を発症します。
全国的に増加傾向で令和5年では501件、令和6年では342件となっていてSFTSと同じく死亡する事例も発表されています。
過去には10%~30%の死亡例でしたが、近年では抗菌剤によって1%くらいと言われていますが、ゴールデンウィークに軽装で山間部などに入る時には注意して欲しいと思います。
危険なのは山間部だけではありません。
コジラミによる被害も拡大しています。
旅行先などから自宅に持ち帰ってしまうケースも出ていますが繁殖が早いので見つけたら直ぐに駆除をする必要があります。
気を付けていても家に持ち込んでしまったり侵入されたりするのは仕方のないことかもしれませんが、その害虫を家の中で生息させない基本は換気です。
室内の空気を定期的に入れ替えることはもちもんですが、忘れがちなのが押入やクローゼットの換気です。
また、害虫と言えば床下です。
近年の床下はコンクリートでキレイに見えて一見すると害虫はいないと思われるかも知れません。
しかし、空気の流れがないので害虫の温床であることは今も昔も変わず、写真のような汚い床下もあるので専門の業者に診てもらうことが大切です。
新築の住宅であっても床下は家の中で一番湿気が強い場所なので、害虫の温床になってしまう前に、床下換気扇で換気を高めてあげましょう。