住宅診断
定期的な建物点検は必須です!
本日は、焼津市のお宅へ建物点検に行ってきました。
築20年ほどの建物で外観は塗装をして綺麗に手を掛けて良好な状態でしたが、床下を点検するとユニットバスで漏水が発生しているのが見つかりました。
配管からの漏れではなくパッキンの劣化により水が滴っているようです。
ユニットバスの耐用年数は15年~20年と言われているので使用状況や環境にもよりますが、20年も経過すると弱い部分に劣化が始まるようです。
今回は建物点検で早期に発見することが出来たので大事にはなりませんでしたが、気が付かずに放置すれば大きな劣化となっていたものと思います。
クルマは事故が起きたら大変なことになるので、車検や定期点検で小さな劣化事象を見つけてメンテナンスをすることで安心安全に乗ることが出来るのと同じで建物も良い状態で維持するためには定期点検がとても重要です。
殆どの人は気にしていませんが、部品の保管期間がメーカーや部品の種類によっても違います。
リクシルなどは製造打切り後6年で部品を保管しなくなるそうなので、今回のように新築してから20年も経過していると部品がなくて修理できない恐れが出てきます。
最悪の場合はユニットバス本体の交換を余儀なくされてしまいます。
家電製品などの耐用年数は製品によっても違いますが10年と言われ、部品の保管は6年程度のようです。
どちらにしても、どんなものでも経年劣化を起こし、特にユニットバス・システムキッチン・トイレなどの設備に配管そして外壁廻りなどは、劣化が早く発生する場所で建物自体に劣化を引き起こすこともあるので、定期的に点検することが必須と言っても過言ではありません。
建物を良好な状態に維持管理していくためには定期的な建物点検は必須です。