害虫・害獣
除菌・抗菌コーティング
冬は食中毒の季節!?
本日は、市内にある施設の防虫施工に行ってきました。
年に二回の作業ですが、ゴキブリの証跡もありませんでしたのでスムーズに終えることができました。
建築物衛生法に規定されている「建築物環境衛生管理基準」では6ヶ月以内ごとに1回、定期的に統一的に調査を実施し、必要な措置を講ずることとなっています。
法規を守っていれば安心と考えがちですが、法規は最低限の基準なので利用する人や環境によっては頻度や内容を検討する必要があります。
建物の構造が大きく変わったことも見直す要因ですが、大きな要因としては温暖化が考えられます。
この法律は昭和45年、今から50年以上も前に制定されていますが、50年前と比較して最高気温が東京なのでは4℃も上昇しているそうなので、これまでと同じでは衛生的な環境を維持することは難しいのではと思います。
害虫だけでなく食中毒をもたらす菌類は20℃くらいで増え始めO157は35℃~40℃くらいで最も増殖が活発になると言われているので、それぞれの施設ごとの環境に合わせた防除を見直してもらえたらと考えます。
食中毒は冬に多いと思われがちですが、意外と秋から冬場にかけて多く、特にこの時期に多いのがノロウイルスです。
乾燥に強く、飛沫となって空気中を浮遊したり、一旦床に落下したものがまた浮遊して吸い込んで感染してしまうこともあるので、感染者が出た場合は汚物などの撤去に加えて除菌することが必要です。
また、ノロウイルスにはアルコールでは効果がないので、適切な除菌剤とマスク手袋などしっかりと防護して二次感染とならないように注意してもらえたらと思います。