シロアリ
住宅診断
再発
本日は牧之原市内のお宅で床下の定期点検を行いました。
このお宅は10年前にシロアリ駆除を任せて頂き、その後は定期点検を行い再発もなく良好でしたが、今年はシロアリの侵入が確認されてしまいました。
シロアリは排水管を伝って蟻道が床上にまで延び、その先は断熱材が取り付けられていたために詳細な被害状況は確認できませんでした。
薬剤の効力は散布後から少しずつ落ちていきますがシロアリに対して5年間は効力が保証され、5年経過したからといって急に効果がなくなる訳ではありませんが、10年以上も経過すると、その効果は殆どないものと考えられます。
シロアリに限らず昆虫や菌類などは、どこにでも発生する訳ではなく、生息できる適した環境がつくられてしまうと発生してしまうので、地盤や建物の構造が変わらず床下の環境が以前と同じであれば再発する可能性は高いと考えられます。
そのため一度、被害にあったことのある建物は再発するリスクが高いと言えるので、効力が保証されている5年毎に予防をすることが大切です。
近年の住宅は断熱性能を高めるために発泡ウレタンなどの断熱材が多く使われていますが、シロアリに侵入されてしまうと簡単には断熱材を剥がすことが出来ないために、大掛かりに床や壁などを剥がさなくてはならないケースが増えています。
自動車の運転ではありませんが万が一があってからでは大変です。
シロアリの点検・予防は自動車の車検と保険と同じです。
しっかり備えてもらえたらと思います。
今日も羽アリが出たと調査依頼の電話を頂きました。
今年はまだまだシロアリによる猛威が続きそうです。